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安全性解析
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FS−CES(有限状態カオス暗号系)について
FS−CESの特徴
写像が解析的に単純である。また、
で丸め計算が現れる が、計算機には都合がよい。ただし、解析的な単純さと実装上の簡単さは別物なので議論が 必要である。
n
回の
の反復で
X
1
のみ、または
X
2
のみが選 ばれる確率は、独立性を仮定すれば
と なる。ゆえに、差分攻撃は平均
回の方程式求解を必要とする。
存在しうる不動点や周期軌道は反発的で引き込み領域を持たない。また、短周 期のサイクルは少ない [
7
,
8
] ので、それらを利用した解読はできな い。同期型の暗号方式が頑健性のために一定の広さの引き込み領域を必要とす ることと対照的である。
病的な場合を排除するために 0.4
M
<
A
<0.6
M
としたので、
であ る。鍵空間が平文空間より小さいと、鍵空間の大きさが安全基準の上界となっ てしまうので [
9
]、少なくとも
M
程度の大きさの鍵空間を確 保するための改良が必要である。
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