当社は中小企業総合事業団の平成13年度課題対応新技術研究調査事業の委託を受け、平成13年7月31日より、標記のテーマで研究調査を行っております。
当社では本研究調査の結果をもとに、ゲノムシークエンスデータの受託解析、ゲノム解析ソフトの開発・販売などの事業化を目指しております。
ヒトゲノムの塩基配列がすべて決定されつつある現在、ゲノム研究は遺伝子の同定、その機能、さらには遺伝子ネットワークを解析する段階へと急速にシフトしており、様々な解析方法が提案され研究されています。他方で、生体システムを含む様々な複雑システムの研究においてカオス的現象が存在していることが報告されています。このような、カオス研究から生み出された記号力学系解析および「カオス時系列解析」の手法は、他の解析手法とは異なる独自で高度な理論体系となっていますが、未だゲノム解析には本格的に応用されていません。
以上のような背景の下で、本研究調査では、