ちなみに、下記の jfrontispiece.sty は、このスタイルファイルとの併用も考慮してあります。
使用方法は、jbook や jreport のスタイルオプションに jfrontispiece を追加して下さい。
これを使うと、下図のようになります。
(これは、第一章以前に置いた figure 環境)詳しくはサンプルファイル jfrontispiece.tex, jfrontispiece.dvi を見て下さい。
(それを「まえがき」で参照した例)
(そして、第一章以降の図は通常と同じになるし、口絵も参照できる)
ちなみに英語用は frontispiece.sty
です。
このパッチ ieicej-1.2b.sty.diff は電子情報通信学会の和文論文誌の LaTeX スタイルファイルである ieicej.sty の version 1.2 の以下の不具合を修正します。
\long\def\@caption#1[#2]#3{\par \addcontentsline{\csname ext@#1\endcsname}{#1} % <- 挿入 {\protect\numberline{\csname the#1\endcsname}{\ignorespaces #2}} % <- 挿入 \begingroup \@parboxrestore \normalsize \@makecaption{\csname fnum@#1\endcsname}{\ignorespaces #3}\par \endgroup}
つまり、どうしても二つの肩書を「併記」しなければならない場合に「,(カンマ)」で区切ってリストを並べることが出来ないわけです。これは困りました。そこで提案なのですが、複数の所属を並べて記述できるようなスタイルファイルを作成し、そのパッチ ieicej-1.2c.sty.diff を用意しました。\authorentry{茅ヶ崎 次郎}{Jiro CHIGASAKI}{Yokohama,CORP}
これにより、以下のような体裁になります。
ついでなので、ほとんどあり得ないことだと思いますが、一応、「現在の所属オプション」でもリストを指定できるようにもなっています。これだと以下のようになります。 これらの例のように「論文」「レター」などに対応しています。また、併記したところに「,(カンマ)」を入れるべきかどうかは判断に悩みますが、入れた方が見やすいと個人的には思います。\authorentry{茅ヶ崎 次郎}{Jiro CHIGASAKI}{Yokohama,Tokyo}[Otaru,CORP]
このスタイルファイルがオフィシャルに採用されるかどうかはわかりませんが、要望が多ければ考慮されるようになるのではないでしょうか。まずは、みなさんのご意見を聞きたいと思っています。
このスタイルファイル ieicej-draft.sty は、例えば以下のような目的で使います。
例えば、以下のようにすると、下図のようになります。
\documentstyle[11pt,a4j,letter]{ieicej-draft}
さらに、オプションで lofloat を付加すると、下図のように、図表目次が最後のページに付加されます。
\documentstyle[11pt,a4j,letter,lofloat]{ieicej-draft}
また、図表を最後にまとめて印刷できる jendfloat.sty を併用すると、下図のように、本文中の欄外に図の挿入位置が書かれ、図が最後に描かれます。
\documentstyle[a4j,invited,jendfloat]{ieicej-draft}
さらに、以下のように endfloat と lofloat の併用も可能です。
\documentstyle[a4j,invited,jendfloat,lofloat]{ieicej-draft}
ちなみに、現在のところ ieicej-1.2 付属の readme12.tex をコンパイルする場合、上記の
lofloatオプションを有効にすると一つの表でエラーが起こりますが、通常のTeXソースでは問題無いと思います。(エラーを回避した
readme12.tex)
また、スタイルオプションで default と指定すると、A4 を想定した原稿の推敲によさげなページサイズになります。