グラフの横軸は超球サイズの対数、縦軸は相関積分と相関次元です。
相関次元はそれぞれの点における相関積分の傾きです。
この解析を行う場合、あらかじめリカレンスプロット解析が行われている必要があります。
ウィンドウの左側のパネルは、ウィンドウのサイズによっては全てが見えないことがあります。隠れた部分の操作をしたい場合、パネルの上もしくは下に小さい三角形のボタンが表示されますので、それをクリックしてパネルをスクロールさせてください。
計算ボタンは状況によって状態が変化します。
「計算」と表示されて凸状態のとき、計算が可能または再計算が必要な状態です。この状態のときに計算ボタンをクリックすると、計算を開始します。
「計算」と表示されて凹状態のとき、計算中です。この状態のときに計算ボタンをクリックすると、計算を中止します。計算を中止した後、再度計算する場合、最初から計算を行います。
計算ボタンが無効状態のときは、計算の必要が無いか、不可能な状態です。
相関積分を計算するときの超球サイズを何通りとするか指定します。
2点間距離がもっとも遠い点同士の距離を最大の超球サイズとし、対数で等間隔となるように分割する数です。言い換えると、横軸の精度となります。
少なすぎると相関積分/次元の計算精度に問題が生じますが、多すぎるとグラフが小刻みに揺れるため結果が判読しづらくなります。
操作後、計算ボタンをクリックして再計算をする必要があります。
ここで指定したステップより時間的に近いデータ同士の2点間距離を計算から除外します。
時間的に近いデータは一般に相関が高いので、データによってはこれらを外して計算しないと、推定誤差が大きくなることがあります。
操作後、計算ボタンをクリックして再計算をする必要があります。
相関次元の計算における最小の処理対象を最大の超球サイズに対する割合で指定します。
超球サイズが小さくなるにつれデータ数が少なくなり推定誤差が大きくなります。それでは意味をなさなくなるので、これを調整して計算をしないようにします。ただし、相関次元の本来の意味ではできるだけ超球サイズが小さい方が良いため、これを大きくしすぎてもまた計算結果が意味をなさなくなります。
操作後、計算ボタンをクリックして再計算をする必要があります。
これがチェックされているとき、相関次元グラフの目盛の最大値・最小値は、自動的にグラフすべてが表示されるように設定されます。
自動がチェックされていないときの、相関次元グラフの目盛の最大値を指定します。ただし、下より小さい値は設定できません。
自動がチェックされていないときの、相関次元グラフの目盛の最小値を指定します。ただし、0より小さい値、上より大きい値は設定できません。
これがチェックされているとき、相関積分グラフを表示します。
これがチェックされているとき、相関次元グラフを表示します。
グラフサイズダイアログを表示して、グラフのサイズを設定できます。
詳細は「2.16 グラフサイズ」を参照してください。
グラフサイズダイアログを表示して、グラフのサイズを設定できます。
詳細は「2.16 グラフサイズ」を参照してください。
このメニューを選択すると、計算ボタンをクリックするのと同じ動作をし、その状態は計算ボタンと連動して変化します。
[計算(E)]は計算ボタンが凸状態のとき、[計算中止(E)]は計算ボタンが凹状態のとき、無効状態は計算ボタンが無効状態のときに、それぞれ対応します。