わが社の将来ヴィジョン
はじめに
わが社は、太平洋戦争終結直後、昭和20年(1945年)の末に創業されました。その6年後に法人化し電設業を主体に電気機器販売さらにはソフトウェア開発・販売を併営し、今日に至っています。
戦後の、工業化指向による産業構造の流れのなかでわが社は、創業の精神を基盤としつつ、幾多の紆余曲折を経ながら、今日まで着実な前進を続けてきました。
変転極まりない現代の社会経済環境のなかで周到な長期計画をたてることは、極めて困難な状況にありますが、創業70周年を迎える今、我々は、どのような未来を望み、願い、また構築しようとするのかを、あらためて明確にしたいと思います。
以下は、来るべき将来へ向けてのわが社のヴィジョンです。
基本の認識
…未来社会の技術的背景とわが社の位置付け
- わが国の社会と諸産業は、高品質の電気エネルギーによって支えられている。従って、電気エネルギーの利用、そして電気設備関連工事の需要と重要性は、電源構成が時代とともに変わるにしても、将来にわたって不変である。
- 創業時における認識では、20世紀は、電気とオートメーションの時代であった。21世紀は、多様化された情報・通信と制御の時代である。
- そこでは、在来の電気設備の施工技術に加えて最先端科学技術(再生可能エネルギー技術、新しい情報・通信技術や制御技術など)が必須となる。
- 上記 1. 2. 3. に見た背景から、わが社は、70年の実績と技術を強固な企業基盤とし、その上に最先端科学技術を積み重ね、高度情報化社会に適応し成長をめざす。換言すれば、「電気工事が出来る会社」から「電気工事も出来る会社」への脱皮、発展をめざす。
以上の認識に立ち、つぎの二段階の目標を設定します。
目標
《第一ステップ》
わが社の根幹である電設業において、電力システム改革、再生可能エネルギー利用や産業構造の変化などの時代の流れを的確に把握して、安全と仕事量を確保しつつ、高付加価値化、多様化をめざします。
- 従来の専門分野と安定カストマを継続して確保し、経営のベースとする。
- 社内の情報化を推進し、経営におけるインフラストラクチャーとしての情報技術力を整備する。
- 70年にわたり蓄積した、電気設備の企画・設計・調達・施工・監理・保守点検の知識・経験・技術を軸に、社内の技術教育・技術継承を重視しながら、同時に再生可能エネルギーや総合エンジニアリング・情報・通信産業へのシェア拡大をはじめとした新分野への挑戦を積極的に進め、時代の変化を先取りして新規分野・カストマの開拓を図る。
《第二ステップ》
研究開発、研究コンサルティング、情報・通信や制御の最先端技術など、新たな側面を持った企業として、個性化を図ります。
さらに、「ビッグデータ解析、ロボティクスや人工知能などの最先端科学技術に関する研究・開発」とその電気設備業関連技術への応用を積極的に推進し、それを軸に"あいはら"を新技術をも自ら開発・創出できる企業として発展させ、時代に適応するヴェンチャー性をプラスします。それにより、多様な電気設備と情報・通信技術や制御技術をはじめとした最先端科学技術との融合を企図します。
以上のステップを通し、わが社を、電設業を強固な基盤としながら、さらに電設業と最先端科学技術を融合できる「最先端精鋭エンジニア集団」として位置付け、将来を志向します。
2015年(平成27年)12月1日
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