図2.17は予測結果で、上部中央に処理の対象と なっている時系列データのファイル名が表示されます。
図2.18は予測結果の定量的な評価のグラフで す。相関係数、RRMSEとも各次元毎に計算、表示されます。横軸は予測イテレー ト期間です。
Correlation Coefficient
(相関係数 )は
式(2.2)で計算されます。
ここで、はもとの時系列、
は予測値の系列、
,
はそれぞれの平均値です。
RRMSE (Relative Root Mean Square Error)は 式(2.3)で計算されます。
ここで、はもとの時系列、
は予測値の系列、
はもとの時系列
の標準偏差です。
RRMSEが0のとき完全な時系列の予測ができたことを示し、1のときは平均値を 予測したことと等価になります。多くのカオス時系列においては平均と偏差が 同じくらいのオーダーであることが多いため、RRMSEが1に近い場合およびそれ 以上の場合には、予測はほとんど無意味であることを示します。
予測を行い、結果をグラフ表示します。
予測結果を時系列データとしてメインウィンドウに転送します。
非線形予測ダイアログを閉じます。
予測セパレーションステップを指定します。
手動設定の場合、基底関数の係数を指定します。
自動設定の場合、計算に使われた基底関数の係数を表示します。
基底関数 は 式(2.4)で計算されるガウス関数で、この式のBが ここで指定する係数です。
smoothig-RBF でのトレードオフパラメータを指定する。
予測イテレート期間を指定する。
時系列ビューの場合、次元毎に色分けします。
アトラクタビューの場合、現在の表示次元の次の次元の値をカラーで表示します。